家系図を作っている話
いい歳になったので死ぬ前に先祖のことを確認してみたくなったので家系図を作ってみることにした。
大した家ではないので家系図なんてものは存在してなかったので戸籍を辿っていくことになる。今は本籍地がある役所じゃなくても最寄りの役所に行けば戸籍を取り寄せることができる。戸籍は本人だけじゃなくても直径の尊属・卑属であれば戸籍は取れるらしい。
遠方の戸籍の取得はいきなり窓口に行っても時間がかかるらしいのでネットで事前に申請してから取りにいくことにした。
まずは自分の戸籍。出生まで遡った戸籍を取ると自分が産まれた時の本籍地、親の名前が載ってるので今度は親の名前とその本籍地で戸籍を取り寄せる。その親の出生時の戸籍には祖父母の名前と本籍地が載ってるので今度は祖父母の名前と本籍地で取り寄せる、という感じで遡っていく。
作業としては単純なんだけど戸籍は本籍地が変わったタイミング、戸籍に関する法律が変わったタイミングとかで新しくなっていて、死亡時から出生までの戸籍を辿ると場合によっては5-6枚くらいになる。ちなみに戸籍は1枚あたり大体500-700円くらいかかる。なので1人につき3000円とか5000円かかることがある。
自分の戸籍で3000円、親父の戸籍で5000円、母親の戸籍で3000円、みたいな感じで地味に辛い。けど一生に一度でしょうということで祖父母、一部の曽祖父母の戸籍まで取得してみた。
祖父母のことはあまり親から聞かされてなかったんだけど祖父は自分が幼少期に「じいちゃんは死んだ」って言われて育てられたんだけど、祖母の戸籍を取ったら祖父母は離婚してたことが判明した。しかも祖父の方はその離婚の1週間後に再婚してた。
この祖父は戸籍を見ると10数年前に死んだっぽい。幼少期に死んだと思ってたけど自分が大人になった時にはまだ生きてたらしい。しかも再婚相手はまだ存命とのこと。
複雑。
まぁ孫に言いたくはない話ではあるから理解はするけど、うちの家系は男は早死だと思ってたのにじいちゃん90歳くらいまで生きてるじゃん。
早死家系じゃなくてよかった。
曽祖父の戸籍とかは完全に手書きで、読めるかどうかは戸籍を書いた当時の役所の人に依存するのすごい。というかこれどうやって管理してるんだろう。

曽祖父の代だと産まれた年が"文化"とか”慶應"とか江戸時代の年号になってて歴史って感じがした。