家を買うことにした
終わらない賃貸物件探し
子どもが2018年に産まれたあと、2020年くらいから「もう少し広い家に住みたいな」という願望があった。 今住んでるエリアは気に入っているから今住んでいるエリアの近くで引越し先を探してた、賃貸で。
でも3LDKを賃貸で探そうとするとびっくりするくらい見つからない。たまに見つかっても定期借家とか、長期で住むには合わない物件だったり。
「見つからないなーまぁのんびり探そうか」とか思ってたら3年経ってた。そして職を失った。
なんとか次の仕事は見つかったのでよかったーとか思ってたけど気づいたら子どももそれなりに大きくなってきて、いい加減本気で引っ越さないときついなというところまできた。
初モデルルーム見学
3年賃貸探して見つからなかったし、レイオフされたけど職は見つかったので買おうと思えば家は買えるかもしれない。
というかもう家買うしかこのあたりで3LDKに住む方法はないのでは、という雰囲気になってきてまずは中古物件をネットで探してみた。
・・ギャグかな?
みたいな価格の物件ばかり。「なんで築20年なのに当時の価格より高いの?本気なの?」
中古マンションも中古戸建もそう。10年前に家買わなかった自分を呪うしかない。
「正直不動産」を読んでる自分からすると不動産はやばい、落とし穴が無限にある、という印象しかない。
妥当な中古物件を妥当な価格で買う能力が自分にはなさそうというのは分かった。
なので不動産会社で働いてる友人に相談してみた、「家買うのってどうやったらいいの?」と。
そうすると「とりあえずモデルルーム見に行ってこい」と。
それで紹介してもらった建設中のマンションのモデルルーム見学に行ってきたのが6月中旬。
マンション自体の紹介・周辺のエリアの紹介をしてもらって、モデルルームを見せてもらった。 初モデルルームだけど賃貸物件より全部のクオリティが違うように見えた。そして天井が高い。バルコニーが広い。
それとローンを組んだ場合のシミュレーションを見せてもらったり。 その時に担当の人から「今の勤務先での勤続年数はどのくらいですか?」と。勤続年数がローンの審査に響くらしい。
「勤続年数は1日です。昨日入社したばっかりです」
マスクで隠れてたけど明らかに「こいつマジか」って顔してた。
そんな顔されながらも近隣の物件の中古価格や、他の近隣の新築マンションの価格を考えてもこの物件を選ぶのはいい選択ではと思えてきたので購入申し込みをすることにした。
建設中なので引き渡しは来年になるという話だけど子どもの小学校の入学前にはなるというのも決め手の一つになった。
マンションの購入申し込み
購入申し込みをするにはローンの仮審査というものを通さないといけないらしい。
「とりあえず勤続年数が審査の条件に入ってない金融機関で仮審査出してみましょう」と。
それから今の会社のオファーレターとか過去3年の所得とか出したり、「過去に大きな病気やったり手術やったりしてないですか?」と確認されたり。 去年胆石の手術したけど胆石は大きな手術には該当しないらしい、よかった。
家をローンで買うには健康なうちにしたほうがいい。
お金の話
家を買うには自分で全額払う以外にローンを組んで銀行からお金を借りることができる。
これまで家を買おうと思ったことがなかったので知らなかったんだけど、そのローンには団体信用生命保険(団信)というのが組み込まれていて、ローン返済中に死んだらローンの残額がチャラになるという保険に強制で加入することになるらしい。 死ぬだけじゃなくて「がんになったらチャラ」とか「脳卒中・心筋梗塞になって手術したらチャラ」とか色々特約をつけることができる金融機関もあるらしい。
ローンの審査には漠然と「今の金融資産がそれなりにあること」とか条件になるのかと思ってたんだけど貯金額とか聞かれることはなかった。 どうやら過去3年の年収と今の年収、健康状態とあとは金融機関が調べることのできる信用情報あたりを使って判断するっぽい(違ってるかもしれない)。
最近は金利が低いのでマンション購入の費用を全部ローンで賄う(フルローン)ことが多いらしい、なので同じくフルローンで申し込むことにした。
フルローンで家を買うなら手元のお金は必要ないのでは?と思ったんだけどどうやらそうではなくて、 家を買う時には家の価格の大体10%を手付金として売買契約の前に支払う必要があるらしい。
それと家を買うには家のお金だけじゃなくてローンを組むならローンを組むための手数料(だいたいローンで借りる金額2%くらい)と、 マンションの場合は修繕積立金とか登記に係る手数料とか、諸々で物件価格の3-4%くらいかかるらしい(諸費用という)。
この諸費用は手付金から払われることになるので、マンションを買う場合は物件価格の10%分のお金があれば買えるみたい。
売買契約
仮審査通りましたという連絡をもらって手付金を振り込んだ、これまで振り込んだ金額の中で最高額。この時点で物件は抑えた状態になったらしい。
それから不動産を買う時にはやらないといけないことになっているらしい重要事項説明というのをやってもらって、売買契約にサインしたのが昨日。
動き出して売買契約にサインするまで1ヶ月かからなかった。
紹介してくれた友人と話すとモデルルームを複数見学に行ったり、同じモデルルームに複数回いくこともよくあるという話だったけど、 今回は条件に合致した物件がほぼなかったのでモデルルーム一回行っただけで決まった。やはり家はタイミングである。
引き渡しまで
とはいえまだ本審査が終わってないので粛々とやっていかないといけない。
今回のローンは不動産会社の提携先のローンというもので担当の人によると「仮審査が通ればほぼ本審査も大丈夫」という話なのであとは今の勤務先でしっかり仕事をするだけ。
ローンの条件に今の勤務先で働いている、というのがあるみたいなので転職するとローンの話は要相談になるらしい。まずは試用期間が無事終わるように頑張る。
それと団信というのに入っているから最悪自分が死んでも家族に家が残るけど、これは引き渡されてからの話なので例えば来月死んでも家族に家は残らないらしい。 引き渡しまでは死ねない。
それと手付金払って「よしあとはローンを月々返済するだけ」と思ってたら「ドレスアップオプションでオーダー家具できますよ、オーダーカーテンできますよ」「冷蔵庫やテレビは買い替えたいよね?」「ダイニングテーブルは?」「ゴミ箱はもっとおしゃれにすべきでは」と無限に買い替え需要が掘り起こされていてる。“DIE WITH ZERO” の精神で生きていこうと思ってはいるけど・・使うのは今?